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  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法
評価:
アービンジャー インスティチュート,金森 重樹,冨永 星
大和書房
¥ 1,680
Amazonおすすめ度:
まいったね。この手の自己啓発本をここまで情熱的に一気に読み切ったのは初めてかも知れない。

箱というキーワードに全てが入っているというのがいい。なんだろうな、上座部仏教にはまった時と同じ感じがする。つまり、大元がここにあるという感じ。

考え方ということなんだと思う。ポジティブシンキングとか情けは人のためならずとかペイフォワードとか急がば回れとか石の上にも三年とか、なんかそういう格言もすべて箱で語ることができる。人が駄目になるとき、その人は箱の中に閉じこもっているんだな。「自己欺瞞」の中に。

やるべきことをやらない自分を正当化するために、相手を必要以上に悪く考え、自分を必要以上に肯定し、それに従って生きると、まるで面倒な仕事を全部後回しにする人のようになるわけです。それを物語形式で、じっくりと読者に浸透するように書いてある。

最近、正しいこと言ってるのに、どこかでこいつの言うことは信じるに値しないと思っているというシチュエーションをよく見るんですよ。ネットでも炎上とかして、コメント欄が議論の場になってるとかありますけど。ほとんどの意見は対立意見であっても両方とも読むに値しないわけです。それは分かるんだけど、それを説明することができなかったんですよ。だって言ってることは正しいし、すごい高度な話しとかしてるし。でも心のどこかで、おかしいと思っていた。でも、自分の中にそれを言語化する語彙がなかったんです。これからは、それは両方とも箱入っているいるからです、と言えるわけです。通じるかどうかは分からないけど、僕が理解してるから大丈夫というか。

そして、さらに重要なのが、箱の中にいる人は他人を箱に入れようとするということ。箱の中にいる人と話すと、怒りやじれったさでこちらも箱に入ってしまう。

別に無理して良く見る必要はないけど、ありのままに見る目を曇らせると、世界が全て敵に見えたり会話するに値しない馬鹿のように見えてきて、かわいそうでちゃんと分かっている自分のために自己弁護をして、どんどん閉じこもってしまう。そして怖いのは、閉じこもった状態でコミュニケーションすると、相手にはすぐに分かってしまうということ。

つまり、この箱の話を知ったことによって、誰かに向かって「君は気づいてないだろうけど箱に入ってるんだよ」とか偉そうに言った時点で僕は箱の中に逆戻りということです。難しいわ。

ほんと、仏教の問答に近いと思う。一気に伝えたり理解できるような話じゃないんですよ。すぐに概要はつかめるんだけど、ちゃんと考えると穴があるような気がしてしまう。だから、対話を通して少しずつ浸透させるしかない。ある程度分かっていても、人は容易に箱に入ってしまう。それでも、箱という概念を知っているということは重要だと思います。箱に入っているということに気づけるからね。気づいたら出ようとすることができるからね。その方法も書いてあるからね。もちろん、こうすればあなたも箱から簡単に出れます!なんてことにはならないのだけど。だから信用できる気がする。

脈絡なく書き倒しましたが、これは多分読まないとわからないと思う。図書館で借りたんだけど、これ買うわ。人間関係で上手くいかない時とかに読み返すわ。

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Comment:
2008/05/01 9:45 AM, ひろやす@gnf wrote:
いいこと書いてるんだけど、訳とか挿絵が玉に瑕ですな。三者の対話が誰の発言だかわかりづらいのと、挿絵が縮小されてるのか文字が小さくて読みづらい。監修者まえがきも「すでにそのことを知っている人以外には、箱などの言葉を使うな。」という原則に反した、悪文。
 それでも私も睡眠をはさんで一気に読み終えたので、細かいところに引っ掛からずに読めれば有用な本だと思いました。ご紹介ありがとうございました。
2008/05/03 2:52 AM, でじ wrote:
このイラストの人好きなんですけどね、この本に関しては確かにあんま良くないですね。意味ないというか。
結構分かりやすいようでいて伝えづらい内容なんだけど、使える感じですよねこれ。
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